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カスタマーサービスチャットボット

一人ひとりに合ったサービスを迅速に提供して顧客を満足させると同時に、次世代のカスタマーサービスチャットボットであるAIエージェントを活用してサポートチームの仕事の負担を軽減しましょう。 無料トライアルで、カスタマーサービスチャットボットの魅力をご体感ください。

カスタマーサービスチャットボット導入検討ガイド

更新日: 2024年11月29日

顧客は24時間年中無休のサービスを迅速に提供してほしい、自分の状況に合った会話をしたい、そして先を見越してサポートしてほしいと考えています。それと同時に、自分で問題を解決するという選択肢も欲しいと思っています。 適切なチャットボットツールを導入すれば、サポートチームはこのような期待を満たすことも、上回ることもできます。 しかし、すべてのボットが同じというわけではありません。顧客は従来のチャットボットの至らない点をよく認識しており、そのまま利用していてはすぐに失望させてしまう可能性があります。 そのため、CX(カスタマーエクスペリエンス)に特化した設計になっていて、非常に複雑な問題でも人間の手を借りずに解決できるAIエージェントを採用している企業が増えています。

このガイドでは、このようなツールが顧客とのインタラクションをどのように強化するのか、そして必要なコストについてご紹介します。

目次

カスタマーサービスチャットボットとは?

チャットボットとは、人間の会話を模倣することができるAIを搭載したツールであり、webサイト、モバイルアプリ、ポピュラーなソーシャルメッセージングプラットフォームで、24時間年中無休で迅速なサポートを提供できます。

今日のチャットボットは、単にヘルプセンターの記事を提供するだけではなく、 生成AIを活用することにより複雑な対話を理解し、人間のサポート担当者と同じように返答できる自律型AIエージェントへと進化しています。 また、このようなAIエージェントをバックエンドシステムに接続し、一人ひとりに合ったサポートを提供することもできます。 企業が自動化に求める内容によっては、顧客が抱える問題の80%以上をAIエージェントの力だけで解決することができます。そして、必要に応じて人間のサポート担当者にスムーズにエスカレーションできます。

AIカスタマーサービスチャットボットを利用するメリット

AIテクノロジーが普及するにつれて、チャットボットを利用することで得られるメリットも増えます。 カスタマーサービスにAIボットを導入することによって現時点で得られるメリットを以下でいくつかご紹介します。

Implementing an AI agent helped Lush save approximately 360 agent hours per month.

24時間年中無休で迅速に回答

チャットボットを導入すれば、企業は24時間体制でカスタマーサービスを提供できます。消費者の立場からすると、営業時間、休日、タイムゾーンに関係なく、必要な回答やリソースがいつでも手に入ります。 人間のサポート担当者であれば、対応できる時間が限られていたり、情報を調査する時間が必要になったりする場合があります。しかしチャットボットであれば問い合わせに即座に回答できるため、顧客の待ち時間を短縮し、顧客満足度と顧客ロイヤルティを高められます。

コスト削減とサポート拡大

チャットボットが新たなサポート担当者として一般的な質問に答え、サポートリクエストをトリアージすることで、サポートチームはコストを削減すると同時により多くのやり取りに対応できます。 カスタマーサービスチャットボットを導入すれば、サポートチケットの受信件数が急増してもサポートチームへの負担を抑えられるため、サポート担当者は価値の高いタスクに集中できます。 サロンチェーンのHelloSugarは、AIエージェントを導入してから顧客からの問い合わせの66%に自動対応できるようになり、1か月あたり14,000ドルの削減に成功したことで、人員を増やすことなく拠点の数を2倍にすることができました。

サポート担当者の生産性向上

チャットボットによって反復作業を自動化してカスタマーサポートを支援し、時間を節約して業務を合理化することで、サポート担当者の効率を高めることができます。 ボットはリクエストを自分の力だけで解決できるうえ、さらにサポート担当者に関する重要な情報を収集し、問い合わせ内容に適したサポート担当者に問題をルーティングすることもできます。

化粧品ブランドのLushは、一般的な問い合わせ対応にはAIエージェントを活用するようにしたことで、人間のサポート担当者は自身のスキルが必要な複雑な問い合わせにより多くの時間を割いて取り組めるようになりました。 さらに、AIエージェントが顧客情報を事前に集め、受信したチケットにタグやラベルを付与することで、サポート担当者は背景情報を把握でき、より迅速に問題を解決できるようになりました。 このように効率が向上したことによって、Lushはチケット1件あたり約5分、サポート担当者の時間を毎月360時間節約することに成功しています。

顧客の背景情報を把握してパーソナライゼーションを強化

AIチャットボットをバックエンドシステムに接続し、顧客とのインタラクション中に関連データを取得することでパーソナライゼーションを大幅に強化できます。 購入履歴、設定、アカウントの詳細などの情報を閲覧・活用できるようになるため、各顧客に対する回答や提案のカスタマイズが可能になります。 例えば、AIエージェントは顧客の購入履歴にもとづいて製品を提案したり、問題解決のために一人ひとりに合わせた支援を行ったりすることができます。

CXを改善

チャットボットは複数言語でのコミュニケーションが可能なことから、多様な顧客ベースにサービスを提供できるため、タイムリーな多言語サポートを世界中で実現できます。 AIエージェントはさらに進化を遂げ、各顧客に合わせた回答を迅速に提供できるようになったため、 カスタマーエクスペリエンス全体を大幅に向上させることができます。

オムニチャネルサポートを提供

カスタマーサービスチャットボットを導入すれば、チャネルに関係なく一貫した円滑なやり取りを実現できるため、オムニチャネルサポートを提供することができます。 ボットはオンラインチャット、メッセージングアプリ、SNSなど、相手が好む手段でやり取りできるため、顧客は自身にとってなじみのある方法でサポートを受けることができます。

カスタマーサービスチャットボットに必要な特徴

前述のメリットを得るには、以下の基本的な特徴を備えているチャットボットが必要です。

  • QA(品質保証)ツール:チャットボットのやり取りをモニタリングして評価することで、一貫性のある正確な回答が可能になります。 品質保証ツールによって高いサービス基準を維持し、改善点を明確にすることができます。
  • AIインサイト:AIエージェントによって、次回からどのサポート対応を自動化すべきか貴重なインサイトを得られるため、サービス業務をさらに合理化できます。 さらに、サービスパフォーマンス全体に与える影響を追跡し、応答時間、供給コスト、顧客維持などの主要な指標をすべてのチャネルでモニタリングできるボットソリューションを選択することが非常に重要です。
  • 多言語対応:複数言語に対応していれば、ユーザーが選んだ言語でチャットボットと対話できるため、世界中のユーザーが利用できるようになります。
  • APIとインテグレーション:API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)でチャットボットを他のソフトウェアシステム(CRM、ERP、eコマースプラットフォームなど)につなぐと、ワークフローの合理化、データを利用した一人ひとりに合わせたやり取り、さまざまなシステムでのタスク実行が可能になります。
  • オムニチャネルサポート:ボットはwebサイト、モバイルアプリ、ソーシャルメッセージングプラットフォーム、および顧客が必要とするその他のチャネルでサービスを提供し、すべての顧客接点で一貫したサービスを確実に提供できなければなりません。
  • 安全性とセキュリティの認証:安全性とセキュリティを確保し、チャットボットが顧客データの保護とサイバーセキュリティに関連する業界標準と規制に準拠すれば、ユーザーの情報を保護し、信頼を維持することができます。

チャットボット別特徴比較表

ソフトウェア最低価格無料トライアル主な機能
Zendesk自動解決1件あたり1ドルから14日間
  • 品質保証
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
  • CXに特化した設計
  • 優れたタイムトゥバリュー
HubSpot無料(機能制限あり)利用不可
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Zoho SalesIQ無料(オペレーター3人まで)15日間
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • 安全性とセキュリティの認証
Netomi要見積(営業担当)利用不可
  • 品質保証
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Intercom Finユーザー1人あたり月額29ドル(年払い)または解決1件あたり0.99ドル14日間
  • 品質保証
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Ada要見積(営業担当)14日間
  • 品質保証
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Certainly月額2,000ユーロ14日間
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Dixaエージェント1人あたり月額39ドル(年払い)利用可能
  • 品質保証
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Zowie 要見積(営業担当)利用不可
  • 品質保証
  • AIインサイト
  • 多言語対応
  • オムニチャネルサポート
  • 安全性とセキュリティの認証
Meya月額99ドル14日間
  • 多言語対応
  • APIインテグレーション
  • 安全性とセキュリティの認証

カスタマーサービスチャットボット10選

それでは、ポピュラーなカスタマーサービスチャットボットをいくつかご紹介します。

1. Zendesk

An image displays the Zendesk AI agent.

ZendeskのAIエージェントは非常に自律的なカスタマーサービスボットです。180億を超える実際のやり取りで事前トレーニングを実施しており、導入初日から複雑な問い合わせに対応したり、CXの微妙な違いを理解することができます。技術的なリソースは必要ありません。 Zendeskを導入すれば、自社で選択したあらゆるチャネルで多言語サポートを24時間年中無休で提供することができます。さらに、ボットのペルソナをカスタマイズできるため、ブランドイメージに違和感なく合わせることができます。

AIエージェントは、現在そして将来の自動化ニーズに簡単に対応できます。 設定は簡単で、AIエージェントをナレッジベースに接続すれば数分で準備が完了します。 直感的に操作できるノーコードビルダーで、一人ひとりに合った豊富な対話を提供できる会話フローを作成すれば、より管理しやすくなります。 また、ZendeskのAIエージェントを既存のビジネスシステムと統合することもできるため、複雑な問い合わせに対応したり、それぞれの顧客に適切なサポートを提供することによって顧客ロイヤルティを向上させたりできます。

ZendeskのAIを利用した分析ツールおよびQAツールによって、AIエージェントを最適化するための重要なインサイトを手に入れられます。 会話データを自動的に分析するため、次に何を自動化すべきか、または改良すべきかを明確に提示する実用的なレポートを生成してくれます。 問題の自動検出機能により、高いサービス品質を確保できると同時に、センチメント分析機能により会話フローを微調整し、カスタマーエクスペリエンスを向上させることができます。

ボット以外にも、ZendeskはAIをプラットフォーム全体に統合することができます。 人間のエージェントとAIエージェントが協力し合うと、適切なチームメンバーにリクエストをルーティングすることができます。また、AIを搭載したコパイロットと重要なデータを共有し、人間のエージェントが顧客とのインタラクションにうまく対応できるようになります。

料金プラン:自動解決1件あたり1ドルから。 14日間の無料トライアルが利用可能です。

Zendeskの料金プランの詳細はこちらから

2. HubSpot

An image displays the HubSpot customer service chatbot flow builder.

HubSpotは、マーケティング、営業、コンテンツ管理、オペレーション、カスタマーサポートに適したツールを提供しています。 AIチャットボットビルダーを活用すれば、オンラインチャットでの会話を自動化できます。 ビルダーにはチャットフローテンプレートとビジュアルエディターを搭載しており、ビジネスブランドに合わせてチャットボットをカスタマイズできます。

しかし、HubSpotの規定では「HubSpotのチャットビルダーツールはルールベースのシステムを採用しているため『AIチャットボット』のカテゴリには入らない」としています。 その代わりに、コードスニペットを使用してサードパーティのボットのAI機能を活用しています。

HubSpotのチャットボットの主な機能は以下のとおりです。

  • 営業チームは有望な見込み顧客を絞り込み、ミーティングを予約できる
  • サービスチームはよくある問い合わせを削減できる
  • マーケティングチームはいろいろな相手と1対1で会話できる

また、HubSpotのより高度なチャットボット機能についてはProfessionalプランおよびEnterpriseプランでのみ利用可能であることにご注意ください。 無料プランとStarterプランでは、チケットの作成、見込み顧客の絞り込み、ミーティングの予約のみを行うことができます。チャットボットはカスタム分岐ロジック(ユーザーの応答や考えられる状況にもとづくカスタムパス)には対応していません。

料金プラン:有料プランは、有料ユーザー2人あたり月額15ドルから。 無料プランは機能制限付きで利用可能です。

お勧めの参考資料:HubSpotとZendeskの統合方法、およびZendeskと HubSpotの比較について詳細をご確認ください。

3. Zoho SalesIQ

An image displays the Zoho SalesIQ chatbot builder.

Zoho SalesIQでは、ユーザーはZohoのチャットボットビルダーである「Zobot」を使用してハイブリッドチャットボットを作成できます。 ドラッグアンドドロップインターフェイスで事前定義した回答を作成し、チャットボットフローを構築することができます。 1つのチャットボットフローを最大30言語に翻訳し、受信したチャットに対応できます。

自動案内ボットを企業のナレッジベースと接続すれば、企業のポリシーにもとづいて回答、記事、情報を提示できます。 ユーザーはボットの語彙に回答を追加することができます。これで対話を識別し、顧客が使用する言葉のライブラリを作成して、より多くの問い合わせを理解できるようになります。

Zohoは、顧客やサポート担当者向けのバーチャルアシスタントであるZiaも提供しています。 サポート担当者はZiaを利用して返信文を作成したり、顧客のアカウントに関する情報を表示したりできます。また、Ziaはメモごとにタグを推奨することもできます。 さらに、チャットボットがよくある質問に回答したり、買い物中におすすめの商品を提示したりすることで、人間の代わりにサポートすることもできます。

料金プラン:有料プランは月額7ドルから(年払い)。 無料プラン(オペレーター3人まで)と15日間の無料トライアルが利用可能です。

お勧めの参考資料:ZohoとZendeskの統合方法、およびZendeskと Zohoの比較について詳細をご確認ください。

4. Netomi

An image displays the Netomi chatbot in action.

NetomiのチャットボットをZendeskのような既存のバックエンドカスタマーサービスシステムと完全に統合すれば、企業は使い慣れたツールを使用し続けることができます。

例えば、NetomiのプラットフォームはCRMシステム内の顧客情報や注文情報にアクセスし、注文ステータスを特定したうえで顧客に案内できます。

チャットボットのオムニチャネルサポートにより、企業はメール、SNS、オンラインチャット、メッセージングアプリなどのさまざまなプラットフォームにチャットボットを導入できます。 これで、顧客は自身が使用しているどのチャネルでもサポートを受けることができます。 やり取りをしている間にチャネルを切り替える可能性のある顧客向けに、さまざまなプラットフォーム間で顧客との対話内容を保持できます。

さらに、Netomiのチャットボットツールは、分析ツールとレポート生成ツールを装備しています。 このようなツールによって顧客とのインタラクションに関するインサイトを手に入れたり、傾向を理解したり、パフォーマンスを測定したり、改善点を特定したりすることができます。 分析ツールには品質保証機能も搭載しているため、企業はチャットボットのパフォーマンスをモニタリングし、サービス基準を満たしているかどうか確認できます。

料金プラン:価格についてはNetomiにお問い合わせください。

5. Intercom Fin

An image displays the Intercom customer service chatbot interacting with a customer.

IntercomはOpenAIを利用してFinチャットボットを作成し、カスタマーサービスプラットフォームを補強しました。 ルーチンタスクの自動化に加えて、Finは複雑な質問を理解したり、疑問を明確にするために追加で質問したり、難しいトピックを噛み砕いて理解したりすることができます。 Finはメッセージング、ヘルプセンター、オンラインチャットなど、Intercomが提供している他の機能に統合できます。

また、Finは企業の既存のナレッジベースからのみ情報を取得します。 そして、情報を収集したり、複雑さが高いリクエストに関してはトレーニングを受けたスタッフメンバーに引き渡したりもできます。

さらに、Finには分析機能とレポート生成機能も搭載しており、顧客とのインタラクションに関するインサイトを提示できます。 このような分析をすることにより、チャットボットのパフォーマンスの確認、顧客満足度のモニタリング、改善点の特定が可能になります。 やり取りからデータを分析することで、企業はサポート戦略を改善し、Finの回答を変更することができます。

料金プラン:1ライセンスあたり月額29ドルから(年払い)。または解決1件あたり0.99ドル。 14日間の無料トライアルが利用可能です。

お勧めの参考資料:IntercomとZendeskの統合方法、およびZendeskと Intercomの比較について詳細をご確認ください。

6. Ada

An image displays the Ada customer service chatbot interacting with a customer.

AdaはAIとNLPを利用した自動チャットボットで、自然言語を理解し、対話形式で回答することができます。 この機能は音声チャネルでも利用でき、電話に対応したり一般的な質問に答えたりできます。 Adaは、顧客情報の変更、アカウントのアップグレード、予約の調整、支払いなどを顧客自身で完結できるようにするセルフサービスソリューションであり、チケットの重複を回避する効果があります。

Adaの自動化プラットフォームは100言語以上に対応しており、顧客の情報や目的、関心をもとに最適化した回答、自発的な割引、助言を提供します。 ノーコードインターフェイスでボットを構築し、対話のワークフローをカスタマイズすることができます。

ボットが稼働し始めたら、トーンや適切な手順についてパフォーマンスを継続的に改善できます。 また、同じボットで少しずつ設定を変えて、その違いがパフォーマンスにどのような影響を与えるのかテストすることもできます。 さらに、標準装備のQAツールで顧客との対話内容を読み取って、チャンスのある分野を特定できます。

料金プラン:価格についてはAdaにお問い合わせください。 14日間の無料トライアルが利用可能です。

お勧めの参考資料:AdaとZendeskの統合方法について詳細をご確認ください。

7. Certainly

An image displays the capabilities of the Certainly customer service chatbot.

Certainlyは、eコマースチームで使用することを目的としたボット構築プラットフォームで、カスタマーサービスの会話を自動化したり、パーソナライズしたりできます。 企業のeコマースプラットフォームに接続し、CRMなどの他のシステムと統合すると、顧客データへのアクセス・共有が可能です。

CertainlyのAIアシスタントは、製品の提案やアップグレードの推奨、ユーザーへの支払い案内を行うほか、顧客からの問い合わせ(苦情、返品、返金、注文の追跡など)を解決できます。 また、顧客が意図的に提供した情報であるゼロパーティデータを収集できます。ゼロパーティデータは顧客との対話の中から得られたものであり、サポート担当者はこのデータを利用してショッピング体験をカスタマイズし、顧客の生涯価値を高めることができます。

Certainlyには顧客とのインタラクションを追跡する分析ツールを搭載しており、顧客の行動やチャットボットのパフォーマンスに関するインサイトを得ることができます。 ここで得られたインサイトを活用すれば、チャットボットの回答とワークフローを継続的に改善することができます。 さらに、レポート生成やデータ共有などを実行するために複数のAPIとWebhook(2つのアプリ間の自動通信)の選択肢があります。

料金プラン:月額2,000ユーロから。 14日間の無料トライアルが利用可能です。

お勧めの参考資料:CertainlyとZendeskの統合方法について詳細をご確認ください。

8. Dixa

An image displays the Solvemate customer service chatbot.

「Mim」として知られるDixaのチャットボットにはOpenAIを搭載しており、小売、金融サービス、SaaS、旅行、通信といった業界に最適です。 インテリジェントルーティングシステムによって、顧客からの問い合わせを最適なリソースに転送できます。リソースに関してはセルフサービスか人間のサポート担当者かは問いません。

チャットボットは、よくある質問への回答から簡単なリクエストの処理まで、さまざまなタスクに対応できます。また、必要に応じて複雑な問い合わせを人間のサポート担当者にエスカレーションすることもできます。 Mimは企業のナレッジベースをもとに回答するため、記事と同等に最新の回答を提供することができます。 さらに、出典になった記事へのリンクを表示するため、顧客はより多くの情報を得ることができます。

Mimは文脈を認識することもできるため、個別対応が必要なサポートリクエストに対応したり、多言語でサービスを提供したりすることも可能です。 Dixaのチャットボットを使用するにはプランを契約し、対話1件あたり0.5ドルのチャットボットプランを選択する必要があります。 さらに、Dixaの最低ライセンス数は7つです。

料金プラン:エージェント1人あたり月額39ドルから(年払い)。 無料トライアルが利用可能です。

お勧めの参考資料:SolvemateとZendeskの統合方法について詳細をご確認ください。

9. Zowie

An image displays the Zowie chatbot conversation flow builder

自己学習型AIである「Zowie」は、データを用いて顧客の質問への対応方法を自主的に学習します。つまり、機械学習を活用しながら対応の質を改善していきます。 Zowieは化粧品、アパレル、電化製品、電子機器などの消費財を販売するeコマース企業に広く普及しています。

カスタマーサービスチャットボットは、キーワードではなくAIを利用して学習し、顧客が抱える問題に対応する方法を学びます。 Zowieは、会話履歴、ナレッジベース、FAQページ、進行中の会話など、複数のデータポイントから情報を引き出します。 さらにeコマースプラットフォーム、CRM、その他のシステムと接続して情報を共有できます。

Zowieは分析機能およびレポート生成機能を搭載しており、チャットボットのパフォーマンス、顧客満足度、改善点に関するインサイトを提示することができます。 また、ここで得られたインサイトに生成AIを活用して、生まれた収益や買い物客の関心を明確にしたり、ライブダッシュボードを更新したりもできます。

料金プラン:価格についてはZowieにお問い合わせください。 無料トライアルは利用できません。

お勧めの参考資料:ZowieとZendeskの統合方法について詳細をご確認ください。

10. Meya

An image displays the Meya customer service chatbot interface.

Meyaは 「Grid」「Orb」「Console」の3要素で構成した自動化プラットフォームです。 「Grid」とは、複数のプログラミング言語でコーディング可能な、会話型ワークフローを構築するためのMeyaのバックエンドを指します。 「Orb」は、基本的には企業がアプリ、プラットフォーム、またはwebサイトでカスタマイズして埋め込むことができる事前構築済みのチャットボットです。 最終的に、チームは「Console」内で対話型体験を設計、作成、実行できます。

企業はMeyaを導入することで、バックエンドサービスに接続可能な複雑なボットを構築して、ホストできます。 Meyaはオンライン統合開発環境であるWeb IDEを提供しているため、簡単にボットを構築できます。

ボットはCRMに接続中の受信メッセージをすべて確認し、適切な回答が用意できた時点で返答します。 顧客がサポート担当者に割り当てられたらボットを一時停止し、割り当てが解除されたら再開するように設定できます。

料金プラン:月額99ドルから。 14日間の無料トライアルが利用可能です。

カスタマーサービスチャットボットの企業別導入事例

企業がどのようにZendeskのAIエージェントを利用して顧客に好印象を与えるようなサポートを提供しているのか、実例をご紹介します。

Photobucket: 24時間年中無休のサポート体制

コロラドを拠点とするメディアホスティングwebサイトであるPhotobucketはZendeskのAIエージェントを導入しており、登録者を24時間体制でサポートしています。 これで、たとえ人間のサポート担当者がいなくてもサービスが停止することはありません。 ZendeskのAIエージェントを導入したことにより、よくある質問の94%に即座に回答できるうえ、対話の10%を人間のサポート担当者が関与することなく解決できるようになりました。

[who]「ZendeskのAIエージェントは、サポート担当者がオフラインのときのユーザーからの問い合わせ対応に最適です。 AIエージェントとのやりとりを通じてすぐに回答を得られるので、 メールを送って翌日まで返事を待つことなく、すぐに質問に対する答えが得られます。」

—Trishia Mercado氏 Photobucket メンバーエンゲージメントチームディレクター

Grove Collaborative: AIを利用したセルフサービス

GroveはZendeskのAIエージェントを活用して、カスタマーサポートプロセスを合理化しています。 人間の担当者を待っている間に、AIエージェントが関連するヘルプセンターの記事を顧客に提示します。 このように自分の力で問題解決できるようにサポートすることにより、顧客はサポート担当者と直接会話することなく、返送ラベルや最新の注文状況に関する確認といった一般的な問い合わせに対する回答を見つけることができます。

「お客様にこうしてセルフサービスオプションを提示することで、ヘルプセンターの利用率が大きく向上しました。一方私たちは、AIの対応記録から、お客様がどのようなトピックを検索し、どんな情報を必要としているのかを以前より正確に把握できるようになりました。」

—Aashley Malsbury氏 Grove Collaborative コミュニティハピネスシステムマネージャー

Hello Sugar: コスト削減

Hello Sugarは、ZendeskのハイブリッドAIソリューションの導入に成功しています。このソリューションでは生成AIと会話デザインが融合し、自動化達成率66%を記録しています。 この革新的なアプローチによって、1か月あたりの業務コストを14,000ドル削減しました。さらに、より少人数のサービスチームでより多くの顧客を支援できるなど、大きなメリットがありました。

現在では、Hello Sugarは数秒で顧客の問い合わせに対応できるようになりました。AIを利用することにより、共感性と一貫性に富んでいてブランドに合ったトーンで回答することができ、顧客満足度の向上を促進できます。

「当社は現在、81店舗のサロンを運営しており、今年は160店舗まで拡大する予定です。受付スタッフは増員せず、自動化を積極的に活用したいと考えています。 当社の事業展開に自動化は欠かせません。自動化によって優れたCXを提供しながら、高レビューを獲得し続けています。」

—Austin Towns氏 Hello Sugar 最高技術責任者

適切なカスタマーサービスチャットボットを選ぶ際の検討事項

カスタマーサービスチャットボットツールを選択する前に、考慮すべき点をいくつかご紹介します。

ビジネス目標を検討する

カスタマーサービスチャットボットを選択する際には、具体的なビジネス目標を設定してそれに合う機能を提供しているチャットボットを選び、ニーズを効果的に満たすことが重要です。 セルフサービス比率の増加や初回返信時間の改善など、チャットボットの使用目的を明確にすることで業務上の必要条件に合ったソリューションを選択できます。 AIエージェントはこのようなタスクをすべて実行し、独自の自動化ニーズに合わせてさらなる柔軟性と拡張性を提供できます。ZendeskのAIエージェントも同様です。

主要システムと統合する

データを利用して高度にパーソナライズされた体験を提供するために、CRM、カスタマーサポートツール、eコマースツール、企業が利用しているその他のツールとシームレスに統合できるチャットボットを選択する必要があります。 コストを抑え、開発者の必要性を減らすことができるため、インテグレーションには大きなメリットがあります。

設定が簡単でありCXに特化していることを確認する

迅速な導入が可能なCX専用カスタマーサービスチャットボットは、企業に大きなメリットをもたらします。 実際のサービスデータにもとづいて事前にトレーニングを実施したボットであれば、導入初日から複雑な問い合わせに対応することも、細やかな配慮が必要な問題を理解することも可能です。 また、技術的な専門知識は必要なく、すぐに価値を実感できるうえ、通常トレーニングに必要な時間とリソースを節約できます。

導入できるチャネルを調べる

顧客と企業がデジタルコミュニケーションを行うチャネルには、カスタマーサービスチャットボットを導入することをおすすめします。 チャネルは企業と顧客層によって異なりますが、

下記のプラットフォームにチャットボットを導入することができます。

よくある質問

カスタマーサービスチャットボットを体験

カスタマーサービスチャットボットはどのようなチャネルにも迅速に導入することができます。導入初日から複雑なリクエストを自動化できるうえ、既存のバックエンドシステムとシームレスに統合し、一人ひとりに合わせたサポートを24時間年中無休で提供できます。 ブランドに合わせてカスタマイズ可能で、独自の自動化ニーズに柔軟に対応できます。

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