【2025年版】メール自動化プラットフォーム14選解説ガイド
更新日: 2025年4月12日
繰り返し作業によって従業員の時間を無駄にしているという大きな問題により、多くの組織が最善のパフォーマンスを発揮できないでいます。 そして恐らく最大のネックは、顧客とのメールによるコミュニケーションでしょう。 幸いなことに、メール自動化システムを導入すれば、従業員の膨大なメール対応業務を軽減することができます。
リードナーチャリングを目指すマーケティング担当者から取引成立に向けて奮闘している営業担当者まで、メールの自動化によってワークフローに革命をもたらし、チームを越えて効率を高めることができます。 本記事では、メール自動化システムがいかにゲームチェンジャーとして活躍するかをご紹介します。
目次
- メール自動化システムとは?
- メール自動化システム比較表
- メール自動化プラットフォーム14選
- メール自動化ツールの機能・特徴
- メール自動化ツールのメリット
- 適切なメール自動化システムの選び方
- メール自動化の導入例
- メール自動化システムに関するよくある質問
- Zendesk Sellで営業プロセスを自動化
メール自動化システムとは?
メールの自動化とは、メール購読者の行動やしなかった行動にもとづいてマーケティングメールや営業メールを自動送信するプロセスです。 「どのメールを送信するか」「いつ送信するか」「顧客に合わせてどの情報を含めるか」を決めたルールを事前に定義し、設定する必要があります。 これで、マーケティングチームや営業チームはメッセージをカスタマイズして、最適なタイミングで見込み顧客にメールを送信できると同時に、仕事の負担を軽減できます。
たとえば、ある企業がメールマガジンに登録している新規サイト訪問者に10%割引を実施するとします。 従来の手法であれば、チームは各新規登録者の名前を手入力し、プロモーションコードを記載したメールを送信することになります。
しかし、メール自動化システムにより、手作業によるパーソナライゼーションや送信が不要になります。 マーケティングメール、営業メール、プロスペクトメールを自動的にトリガし、適切なタイミングで適切な顧客に配信することにより、結果的にコンバージョン率が上がり、チームのワークフローを改善できます。 メールの自動化により、依然として手作業でメールを配信している他社よりも競争優位性を確立することができます。
メール自動化システム比較表
システム | 最低価格 | 無料トライアル | 機能と特徴 |
---|---|---|---|
Zendesk Sell |
エージェント1人あたり月額19ドル(年払い) |
14日間 |
|
Drip |
月額39ドル |
14日間 |
|
Proactive Campaigns |
ユーザー1人あたり月額5ドル |
7日 |
|
Mailchimp |
無料 |
30日 |
|
Brevo |
無料 |
利用不可 |
|
Omnisend |
無料 |
利用不可 |
|
EmailOctopus |
無料 |
利用不可 |
|
EngageBay |
無料 |
利用不可 |
|
ConvertKit |
無料 |
14日間 |
|
GetResponse |
無料 |
利用不可 |
|
ActiveCampaign |
月額29ドル(年払い) |
14日間 |
|
Constant Contact |
月額12ドル |
60日 |
|
MailerLite |
無料 |
30日 |
|
HubSpot |
月額18ドル |
利用不可 |
|
メール自動化プラットフォーム14選
多くのプラットフォームにメールの自動化機能を搭載していますが、独自の機能を提供しているものもあります。 2025年版のメール自動化プラットフォーム14選をご紹介します。 ここでは、メールの自動化に特化したものや、メールシステムやその他の営業自動化システムを搭載した規模の大きなCRM(顧客管理)ソリューションも含めています。
1. Zendesk Sell
Zendesk Sellは営業支援CRMサービスであり、全方位に対応しているクラウドベースのプラットフォームです。 Zendeskは一貫して顧客管理ソフトウェアのリーダーとして評価を受け続けており、使いやすいソフトウェア、フレンドリーなサポート、そしてさまざまな他のシステムとの統合を最優先しています。 また、企業のニーズに合わせて簡単にカスタマイズでき、全従業員向けのマルチチャネルアクセスなど、多くの機能を備えています。
さまざまなワークフローを利用して少し操作するだけで、一人ひとりに適切なメールをたくさんの顧客に送信できるため、セールスプロセスに合ったアプローチが可能になります。 リードのシーケンス登録、事前作成済みの営業メールテンプレート、マージタグはすべて、営業チームがパイプラインを適切に管理し、コンバージョン率を高めるうえで有効です。
Zendesk Sellは主に営業向けですが、さまざまなサードパーティ製品との統合によってマーケティング機能を追加することも可能であり、マーケティング担当者にもご利用いただけるプラットフォームとなっております。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- 1,000以上のサードパーティ製品との統合
- API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)
- 営業用ダッシュボード
- メール追跡
- カスタムレポートと分析
料金プラン
- Sell Team:エージェント1人あたり月額19ドル
- Sell Growth:エージェント1人あたり月額55ドル
- Sell Professional:エージェント1人あたり月額115ドル
- Sell Enterprise:エージェント1人あたり月額169ドル
*年払いプラン
- 無料トライアルを始める
- 価格を見る
- デモを申し込む
- 製品ツアーに参加する
- フォレスターが証明するZendeskのROI
無料トライアル:
14日間
2. Proactive Campaigns

Proactive CampaignsはZendeskマーケットプレイス上のアプリで、自動キャンペーントリガを設定し、顧客と貴社との関わり方にもとづいてコミュニケーションをとることができます。
Zendeskの顧客リストにさまざまな基準でフィルターをかけ、キャンペーンメッセージに最適な受信者を絞り込むことができます。 さらに、CSV形式のリストを直接インポートし、お互いのフィールドにマッピングして送信先リストを作成できます。
また、Proactive Campaigns内で直接メールの書式を設定することもできます。 アプリケーションにはリッチテキストエディターとソースコードエディターの両方が備わっているため、いつでもブランドイメージに合ったキャンペーンメッセージを送れます。
Proactive Campaignsの全機能を確認するには、こちらからZendeskマーケットプレイスをご覧ください。
機能と特徴
- ユーザーリスト、チケットリスト、組織リストを作成して一括アウトリーチ
- ユーザー情報を保存したCSVファイルをインポート
- リッチテキストエディターとソースコードエディターで書式設定
- メールテンプレートを保存
- 送信前にキャンペーンをテスト
- キャンペーンをスケジュール
- トリガベースの自動キャンペーンを作成
- チケットにタグを自動追加
- 社内メモを一斉送信
- CSATアンケートおよびNPSアンケートを実施
- 詳細な統計データを確認
- 顧客の回答を自動追跡
シークレットキャンペーンを実施
料金プラン
- Lite Plan:ユーザー1人あたり月額5ドル
- Pro Plan:ユーザー1人あたり月額15ドル
Enterprise Plan:ユーザー1人あたり月額25ドル
無料トライアル:
7日間
3. Drip

Dripは、成長中のeコマースブランドをターゲットにしたメールおよびSMSマーケティングプラットフォームです。 マルチチャネルマーケティングキャンペーンと標準搭載の分析機能により、企業はメールと広告の自動化を利用してマーケティングおよびコミュニケーション活動を行えます。 好みや購入習慣にもとづいたパーソナライゼーションと顧客セグメンテーションに特化しているため、ターゲット設定が容易になります。
料金は、メールの送信者リストに登録している連絡先の件数に応じて変わります。 全プランで、メール送信、オンサイトキャンペーン、メールサポートに制限はありません。 A/Bテスト、あらかじめ作成済みのカスタマープレイブック、パフォーマンス分析機能によってキャンペーンを管理できます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
料金プラン
- 連絡先1~2,500件:月額39ドル
- 連絡先2,501~3,000件:月額49ドル
- 連絡先3,001~3,500件:月額59ドル
- 連絡先3,501~4,000件:月額69ドル
- カスタムプランが利用可能
無料トライアル:
14日間
4. Mailchimp

Mailchimpは、業界で最も歴史のあるメール自動化システムの一つです。 設定が簡単で、データセグメンテーション、テンプレート、パーソナライゼーションオプションなどのツールを備えています。 カスタマージャーニーに沿ってトリガを作成し、顧客が特定のページや製品をいつ見たのか知ることができます。
中小企業であれば、メールを毎月最大1,000通無料で送信できます。 有料プランはより多くの顧客を抱える企業に対応しており、メールのスケジュール設定、顧客のブランディング、A/Bテストといった高度な機能を利用できます。 プランに関わらず登録できる連絡先の件数は500件からで、件数が増えると料金が上がります。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- モバイルアプリ
料金プラン
- Free:無料(1ライセンス)
- Essentials:月額13ドル(3ライセンス)
- Standard:月額20ドル(5ライセンス)
- Premium:月額350ドル
*料金には連絡先500件を含んでいます。
無料トライアル:
30日間
ZendeskとMailchimpの統合について詳細をご確認ください。
5. Brevo

Brevo(旧Sendinblue)は、メール、SMS、VoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)など、複数のコミュニケーションチャネルに対応している総合型CRMです。 シンプルな機能によって、デジタルコミュニケーションの大部分を自動化することができます。 新しく増えた連絡先にウェルカムメッセージを送信したり、ターゲットを絞って割引を実施したり、過去の顧客と再度コミュニケーションをとったりすることができます。
1日に送信するメールが300件以下の企業であれば、カスタマイズ可能なテンプレートとシンプルなエディターを利用できるFreeプランがおすすめです。 StarterプランではBrevoのロゴを消すことができます。また、1日あたりに送信できるメールの件数に制限がなくなります。Businessプランではマーケティングの自動化をより細かく操作できるため、個々のケースに合わせてターゲットを絞ったワークフローを作成できます。 EnterpriseプランではSLA(サービスレベルアグリーメント)を管理することができるうえ、自社の担当者をつけることができます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
料金プラン
- Free:無料
- Starter:月額25ドル
- Business:月額65ドル
- Brevo Plus: 要問い合わせ
- カスタムプランが利用可能
無料トライアル:
利用不可
6. Omnisend

Omnisendは、eコマースアプリケーションに特化したオムニチャネル型マーケティング自動化プラットフォームです。 カスタマイズ可能なテンプレートによって一人ひとりに合わせたマーケティング活動を行えるため、個人に的を絞りながらそれぞれのカスタマージャーニーを追跡することができます。 また、カゴ落ちから最初の購入までの一連のパイプラインを自動化する機能を事前に構築しているため、それによって購入者を誘導します。
無料プランの場合、登録できる連絡先の件数に制限はありませんが、月に送信できるメールは500件までです。 有料プランで登録できる連絡先は500件からで、追加が可能です。 全プランで、営業、キャンペーン、その他のパフォーマンスに関する基本的なレポートを利用できます。 メールビルダーには、顧客セグメントに固有の割引コード、おすすめ製品の提案、その他の条件付きコンテンツを組み込むことができます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
料金プラン
- Free:無料
- Standard:月額16ドル
- Pro:月額59ドル
*料金には連絡先500件を含んでいます。
無料トライアル:
利用不可
Zapierを利用したZendeskとOmnisendの統合について詳細をご確認ください。
7. EmailOctopus

EmailOctopusは、シンプルで直感的に理解できるようなマーケティングキャンペーンの策定を支援する、メールマーケティングプラットフォームです。 さまざまなテンプレート、ドラッグアンドドロップエディター、ランディングページビルダーを揃えており、ブランドの一貫性を保つことができます。 自動メールシーケンスはドリップキャンペーンとしての機能を果たし、所定の間隔で新しい情報を提供します。
Freeプランでは、最大2,500人のメール購読者と毎月10,000件のメールに対応できますが、EmailOctopusのブランドロゴが表記されます。 Proプランでは無期限で残るレポート履歴など、より高度な機能を利用できます。 料金はメール購読者の数に比例します。500人からスタートし、500,000人を超えると見積もりが必要になります。
機能と特徴
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
料金プラン
- Free:無料
- Pro:月額8ドル
- カスタムプランが利用可能
*料金にはメール購読者500人を含んでいます。
無料トライアル:
利用不可
8. EngageBay

EngageBayでは、マーケティングチーム、営業チーム、サポートチームの業務を一つのプラットフォームに統合しており、メールシーケンス、テンプレートビルダー、マーケティングの自動化、簡単なカスタマイズを利用できます。 メール自動応答機能により、CRMから情報を引き出して回答をパーソナライズできます。
Marketing BayおよびAll-in-One Suiteでは、自動化ツールを利用できます。 All-in-One SuiteのFreeプランでは連絡先250件に対応しており、レポーティングダッシュボードなど一部の機能を利用できます。 Basicプランでは連絡先の最大登録件数が2倍になり、Freeプランよりも機能のパフォーマンスが優れています。 Growthプランではマーケティングとワークフローの自動化が可能で、Proプランではさらに分析とレポート作成が可能になります。 また、All-in-One SuiteはCRM機能とサービスデスク機能も備えています。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- 統合プラットフォーム
料金プラン
- All-in-One Free:無料
- All-in-One Basic:ユーザー1人あたり月額13.79ドル
- All-in-One Growth:ユーザー1人あたり月額45.99ドル
- All-in-One Pro:ユーザー1人あたり月額91.99ドル
*年払いプラン
無料トライアル:
利用不可
9. ConvertKit

ConvertKitは、フリーランサーや中小企業向けのメール自動化ツール兼マーケティングプラットフォームです。 マーケティングメール、ランディングページ、ポップアップフォームに使用するためのシンプルなデザインやプロフェッショナルなプレゼンテーションを作成できます。 クリエイター向けのメールテンプレートは、アーティスティックなブランディングとカスタマイズに力を入れています。
メールのパフォーマンスをテストしたり、さまざまなメール購読者に合わせて条件付きのコンテンツを作成したりできる無料プランを提供していますが、ほとんどの自動化は有料プランでのみ利用可能です。 CreatorプランとCreator Proプランの料金は、メール購読者の数に応じて上がります。 有料プランでは、自動メールシーケンス、事前作成済みのカスタムメールファネル、カスタムブランディングを利用できます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
料金プラン
- Free:無料
- Creator:月額9ドル
- Creator Pro:月額25ドル
*料金は年払いです。また、メール購読者が300人の場合の料金です。
無料トライアル:
14日間
10. GetResponse

その名のとおり、GetResponseは顧客とのインタラクション促進を目的としたメールを作成することに特化しています。 インバウンドソリューションが専門で、メールテンプレート、顧客セグメンテーション機能、パーソナライゼーションツールなどを搭載しており、消費者一人ひとりに的確に的を絞ることができます。 また、ブランドの成長とカスタムターゲティングを目的としたマーケティングファネルも活用できます。
最大500件の連絡先を無料で登録でき、毎月最大2,500件のメールを送信できます。 Email Marketingプランでは、ウェルカムメッセージとお礼のメッセージの自動送信機能に加え、一部の自動応答機能を利用できます。 Marketing Automationプランでは、開封やクリックといった顧客の行動にもとづいて、ドリップキャンペーンやフォローアップを活用できます。 また、Ecommerce Marketingプランでは、カゴ落ち時のトリガやおすすめ製品の提案を設定することができます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- モバイルアプリ
料金プラン
- Free:無料
- Email Marketing:月額15.58ドル
- Marketing Automation:月額48.38ドル
- Ecommerce Marketing:月額97.58ドル
- MAX:カスタム料金
- MAX2:カスタム料金
*年払いプラン
無料トライアル:
利用不可
ZendeskとGetResponseの統合について詳細をご確認ください。
11. ActiveCampaign

ActiveCampaignは、中小企業や個人事業主向けにマーケティングおよびメール自動化システムを提供しています。 ウェルカムメッセージやフォローアップメールなどの基本的な自動メール送信機能に加え、ジオトラッキング、マネージド配信、マルチユーザーデリバラビリティなどの高度な機能もいくつか提供しています。 また、CRMオプションも提供しているため、顧客を営業パイプラインに誘導し、チーム内を整理することができます。
Marketingパッケージでは、ほとんどのメール自動化ツールを利用できます。 メール購読者やメールの件数によって課金されることはなく、プランごとにユーザー数が決まった定額料金を採用しており、その人数にもとづいてキャンペーンを管理できます。
機能と特徴
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- 統合プラットフォーム
- モバイルアプリ
料金プラン
- Marketing Lite:月額29ドル(ユーザー1人)
- Marketing Plus:月額49ドル(ユーザー3人)
- Marketing Professional:月額149ドル(ユーザー5人)
- Marketing Enterprise: 要問い合わせ
*年払いプラン
無料トライアル:
14日間
ZendeskとActiveCampaignの統合について詳細をご確認ください。
12. Constant Contact

Constant Contactは、主に中小企業にサービスを提供する新手のデジタルマーケティングプラットフォームです。 チャネルを越えて顧客を引き付けるため、メール、SNS、SMSを使ったマーケティングを支援しています。 また、メッセージを作成するAI機能も提供しています。
料金は、送信するメールの件数にもとづいて上がります。 Marketing Liteプランでは、ウェルカムメッセージの自動送信と事前に作成済みのテンプレートを利用できます。 Standardプランでは自動化テンプレートを提供しており、一度も開封されていないメールを再送信できます。 Premiumプランでは動的コンテンツ応答を利用できるため、独自の自動ワークフローを作成できます。
機能と特徴
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- モバイルアプリ
料金プラン
- Lite:月額12ドル
- Standard:月額35ドル
- Premium:月額80ドル
無料トライアル:
60日間
13. MailerLite

MailerLiteはメールの生産性向上機能を搭載したデジタルマーケティングツールで、キャンペーンの管理が容易になります。 ドラッグアンドドロップエディターを使用して、メールテンプレート、webサイト、サインアップフォームを作成できます。 顧客の関心、行動、場所にもとづいた顧客セグメンテーションを活用して、メールキャンペーンを配信できます。
Marketingプランの料金は、各企業の送信先リストの規模に応じて上がります。Freeプランであれば、メール購読者数の上限は1,000人です。 Growing Businessプランでは、動的なメールキャンペーンやキャンペーンの自動再送信を利用できます。 Advancedプランでは、複数の自動トリガとAIライティングアシスタント機能を利用できます。 Enterpriseプランではアカウント監査機能を利用できるうえ、自社を担当するサクセスマネージャーをつけることができます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- モバイルアプリ
料金プラン
- Free:無料
- Growing Business:月額9ドル
- Advanced:月額18ドル
- Enterprise: 要問い合わせ
*料金は年払いです。また、メール購読者が500人の場合の料金です。
無料トライアル:
30日間
14. HubSpot

HubSpotは、マーケティングチーム、営業チーム、カスタマーサービスチーム向けのソフトウェアを幅広く提供しています。 CRM SuiteとMarketing Hubでは、メールプロセスの改善を目指す組織にとって最も興味深い存在である自動化ツールを利用できます。 顧客リストのセグメント化に加えて、一人ひとりに合ったメッセージを用いたメールナーチャリングの自動化にも対応しています。
Marketing HubやSales Hub、CMS Hubなど、その他のプランで無料ツールを利用できます。 Starterプランでは、メールの健全性レポート、フォームの自動化、メールの返信トラッキングといった機能を利用できます。 Professionalプランでは、最大100個の受信トレイ、A/Bテスト、動的な製品推奨機能を利用できます。 Enterpriseプランでは、予測リードスコアリングやカスタマージャーニー分析を利用できるうえ、カスタムレポートなどの機能の制限を緩和することができます。
機能と特徴
- 営業エンゲージメントツール
- シーケンス登録
- 一括アウトリーチ
- セールストリガ
- スマートリストとテンプレート
- メールキャンペーンサポート
- 統合プラットフォーム
- モバイルアプリ
料金プラン
- Starter:月額30ドル
- Professional:月額1,600ドル
- Enterprise:月額5,000ドル
*年払いプラン
無料トライアル:
利用不可
ZendeskとHubSpotの統合について詳細をご確認ください。
メール自動化ツールの機能・特徴
メール自動化システムを導入する際は、今すぐ必要な機能を備えたものを選択しましょう。それが貴社にとって最適なメール自動化システムです。 検討するうえで多くの企業が優先する6つの機能や特徴をご紹介します。
営業エンゲージメントツール
自動化は時間の節約に役立ちますが、営業チームの成果が向上しなければ、最大限にその価値を享受しているとはいえません。 メールの自動送信に加えて、下記の機能によって営業エンゲージメントも支援する必要があります。
-
顧客プロファイル:顧客プロファイルとバイヤーペルソナから情報を引き出して、一人ひとりに合った内容のメールを作成しましょう。
- リードスコアリング:セールスリードを潜在的価値にもとづいて絞り込み、アウトリーチの優先順位の付け方を確認しましょう。
- CRM統合:メールのやり取りの同期、顧客の行動の追跡、顧客データの一元管理を行いましょう。
- 製品の推奨:購入履歴や個人の特徴から集めたインサイトを活用して、顧客に新たな製品やサービスを提案しましょう。
メールの自動化は、マーケティングと営業のどちらか一方だけに役立つものではありません。 適切なツールがあれば、マーケティング部門も営業部門もさらに大きな成果を収められます。
シーケンス登録
メールシーケンスとは、事前に決めた間隔で顧客にメッセージを送信して見込み顧客と関わりを持ったり、リードをナーチャリングしたりすることです。 各シーケンスでメール内に個人情報を自動入力することで、人間が送信したように感じさせることができます。
優れたメール自動化ツールは、相手がメールに反応したかどうかを認識し、それに応じてメッセージを調整することができます。たとえば、最初のメールで顧客からの反応を得られたため、シーケンスにはフォローアップメールが3つ残っているとします。この場合、営業チームから顧客に回答できるように、ツールが残りのメールをキャンセルします。
一括アウトリーチ
メールの自動化によって生産性を向上させるには、アウトリーチメールを一括でリードに送信するという方法が最善策の一つとして挙げられます。 従業員が一人ひとりに合ったメッセージを作成して個別に送信するのではなく、ツールだけの力で何千通ものメールを送信することができます。
たとえば、ウェルカムメールは新しいメール購読者と関わりを持つための手段として優れていますが、従業員が手作業で送らなければならない場合、時間がかかります。 一括アウトリーチでは、各新規登録者にウェルカムメールを即座に自動送信できます。その際、相手の名前を自動入力し、顧客と貴社との関係を築くうえで必要な情報を提供することが可能です。
セールストリガ
セールストリガは、担当者の一部のワークフローを自動化します。 特定のイベントが発生したときにトリガが目的のアクションを実行するように、条件を設定できるメール自動化システムを選びましょう。
たとえば、顧客が何かを購入すると、領収書を自動送信できます。 顧客に変更が生じたときにチームの役割を変更するなど、より高度なセールストリガも利用可能です。
スマートリストとテンプレート
連絡先リストを整理しておくと、簡単にターゲットを絞ったメールを配信できるようになり、リードコンバージョンを向上させられるチャンスが高まります。 顧客を個人の特性や購入習慣にもとづいてスマートリストにセグメント化できないメール自動化機能の場合、無関係な情報を送って相手に迷惑を掛けることになります。
スマートリスト機能を使用すると、各顧客セグメントに的を絞ったメールテンプレートを作成することもできます。 効果的なメールを迅速に送信できるように、あらかじめメールテンプレートを用意している自動化プラットフォームを選びましょう。 また、テンプレートをカスタマイズできるものであれば、メールをブランドアイデンティティに合わせたり、具体的な営業戦略を支援したりすることが可能です。
メールキャンペーンサポート
マーケティングキャンペーンで成果を出すためには、モニタリングと積極的な管理が重要です。 いずれのメール自動化システムを選択する場合でも、このようなプロセスを簡単に実行できるツールを導入もしくは統合する必要があります。 下記の機能に注目するようにしてください。
- A/Bテスト:同じメールの異なるバージョンのパフォーマンスを比較します。
- エンゲージメント追跡:メールの開封率、クリック率、返信率を測定します。
- リードジェネレーション:企業や個人の見込み顧客の連絡先情報を入手します。
それぞれのメール自動化プラットフォームが特化していることは多岐にわたるため、すべてのメールキャンペーン戦略を単独でサポートできるサービスを見つけることはかなり難しいでしょう。 興味のあるプラットフォームに、たとえば高度なメール分析といった欲しい機能が欠けている場合は、インテグレーションによってそれを補うことができるか調べましょう。
統合プラットフォーム
営業用とカスタマーサービス用の両方のプラットフォームを統合することで、両部門間の情報の流れがスムーズになり、メールの自動化を強化することができます。 また、両方のチームが同じ顧客データにアクセスできるようになるため、より一人ひとりに合ったタイムリーなメールによるコミュニケーションが可能になります。
たとえば、顧客が何かを購入するとそのことを営業プラットフォームがカスタマーサービスプラットフォームに即座に知らせ、自動のお礼メールやフォローアップアンケートをトリガできます。 同様に、顧客がカスタマーサービスプラットフォームを介して気になっていることを伝えたら、アプローチを変えるか、またはその後のコミュニケーションで相手に合わせたソリューションを提示するようにと営業チームに注意喚起することができます。
モバイルアプリ
モバイルアプリを利用することで、ユーザーとのやり取りにリアルタイムでアクセスして反応できるようになるため、メールの自動化を大幅に強化できます。 モバイルアプリによってどこでもユーザーの行動や好みを追跡できるため、文脈を考慮した適切な自動メールをタイムリーに送信できます。
ユーザーがアプリ内で製品を閲覧したものの購入に至っていない場合、システムがターゲットを絞ったプロモーションメールをトリガして、ユーザーをコンバージョンに誘導することができます。 さらに、ユーザーがメールを見逃した場合でも重要なメッセージを受信できるように、アプリからのプッシュ通知によってメールキャンペーンを補完することができます。 モバイルアプリとメールの自動化を組み合わせることで、一貫性のある一人ひとりに合ったユーザーエクスペリエンスを実現します。
メール自動化ツールのメリット
メールの自動化は、時間を節約し、効率を高め、メールマーケティングキャンペーンの効果を向上させることができる強力なツールです。 メールの自動化によって得られる具体的なメリットをいくつかご紹介します。
売り上げ向上
メールの送信先リストのセグメント化とは、業界、企業規模、リードファネルのステージなどの要因にもとづいて連絡先をグループ分けできるということです。 そうすれば、メールを読む可能性が高い顧客にターゲットを絞ってメールを送信できるため、売り上げ向上につながります。
さらに、メール自動化ツールによってメールマーケティングキャンペーンの結果を追跡・測定できます。 送信したメールの数、開封に至ったメールの数、クリックの数などを確認できます。 このような情報は、キャンペーンの効果を測定し、アプローチを改善するのに役立ちます。
チームの生産性向上
メール自動化システムはウェルカムメッセージ、マーケティングキャンペーン、メールの返信に対応できるため、チームメンバーは他の職務により多くのエネルギーを費やすことができます。 チームがしなければならないのは、顧客が会計時にカゴ落ちしたなど、特定の基準にもとづいてメールを送信するトリガを設定することだけです。
カスタマーエクスペリエンスの向上
メール自動化システムによって、たくさんの顧客を対象に一人ひとりに合わせたメールを作成することができます。具体的には、各受信者に名前で呼びかけ、関連するキーワードを使用し、特定のニーズに合わせてメッセージをカスタマイズできます。 また、顧客に関連のあるメールをタイムリーに送信することで、より一人ひとりに合った魅力的なカスタマーエクスペリエンスを創出することができます。 これで、時間とともに顧客ロイヤルティと信頼を構築できます。
従業員満足度の向上
企業の尽力によって従業員の日常業務にゆとりが出たら、士気は高まるでしょう。 また、繰り返し発生するメール業務の多くを従業員の職務からなくすことで、不要なストレス要因を取り除くこともできます。 従業員の仕事の負担を合理化することによって、より重要なタスクのために精神的な余力を残しておくことが可能になります。
適切なメール自動化システムの選び方
適切なメール自動化システムを選択することは非常に困難なように感じられますが、選択肢を適切に調べることが準備につながります。 ここでは、ビジネスニーズに最適な選択肢を見つけるための4つの重要な質問をご紹介します。
利用する目的や場面は何ですか?
前述のように、メール自動化システムには営業向け、マーケティング向け、カスタマーサービス向けといったようにさまざまな種類があります。 1つのユースケースにしか対応していないものもあれば、さまざまなユースケースに少しずつ対応しているものもあります。 どの部門の取り組みを優先すべきか検討し、必要な機能を提供するプロバイダーを探しましょう。
営業チームの支援に重点を置くのであれば、営業エンゲージメントツールに積極的なシステムを選べばメリットを最大限に享受できるかもしれません。 その一方で、マーケティング担当者はキャンペーンの管理に役立つマーケティング自動化ツールが必要になるでしょう。
価値創出までにかかる時間はどれぐらいですか?
製品またはサービスの価値創出までの時間とは、投資に対するプラスのリターンを得るまでにかかる時間を指すものです。 事前構築済みのメールテンプレートとワークフローを備えたメール自動化システムであれば、そうではないものと比較すると価値創出までの時間がより短くなります。 また、システムの使いやすさに関するレビューもお読みください。 メールシーケンスの自動化について学ぶのに数週間かかると、価値創出までの時間が長くなります。
貴社の既存のプラットフォームと統合できますか?
メールの自動化のような単純なものであっても、他のシステムに接続できない場合、その機能が大幅に妨げられる可能性があります。 自動化とは本来時間を節約するものですが、もし従業員がCRMからシステム内に顧客情報を手作業で入力しなければならないのであれば、それは叶いません。 既存の他のプラットフォームと統合することによって最大限の価値を得られるようなメール自動化システムを選んでください。
総保有コストはどうですか?
ここでご紹介しているメール自動化システムは、業界におけるさまざまな料金体系を示す良い例です。 ユーザーの数にもとづいて請求するものもあれば、メールの件数にもとづいて請求するものもあります。 表示価格が安いので最初は得だと思っても、メールの件数の増加に伴い、結果としてより多くのコストが生じる場合があります。 現時点で1日または1か月に送信しているメールの件数を確認し、それが月額料金にどのように影響するかを比較してください。
メール自動化の導入例
下記でご紹介しているメール自動化の導入例では、メールフローにおけるスピード、容易性、タイミングの重要性について解説しています。 各例では営業メールに関連する状況を取り上げています。また、望ましい結果を達成するためのトリガについても説明しています。
例1: ウェルカムメール
あるeコマース企業が、webサイトの新規訪問者がメールマガジンに登録したら10%割引を実施するという取り組みを開始したとします。 2週間後、メール購読者数は200人になりました。 しかし、残念ながらメールを開いてwebサイトに移動した購読者はごくわずかで、割引を利用したのは1人だけでした。 さらに、事業主は連絡先の件数があまりにも多く、スプレッドシートだけでは管理できないことに気付きました。
そこで、連絡先管理やメールの自動化機能を提供している無料のCRMのトライアルに登録することにしました。 新しいプラットフォームを利用して、この企業はウェルカムメールの自動トリガを設定しました。 トリガはwebサイトの新規訪問者が自身の情報を送信したときに作動し、その引き換えに企業からは10%割引を提供します。 また、ウェルカムメールにパーソナライゼーションタグを追加し、挨拶文に購読者の名前を自動的に表示できるようにしました。
トリガによって送信したメールは、通常のメールよりも開封率が32%高く、クリックスルー率が73%高くなりました。 つまり、営業メールの件名やメッセージの内容を変更しなくても、プロセスを自動化することで開封率とクリックスルー率を理論的に改善することに成功したということです。
例2: フォローアップメール
営業フォローアップメールは重要なツールであり、次のステップに進むためには少し誘導が必要なリードの関心を再び引き付けることができます。 今回の例では、先ほどよりも規模が大きなB2B企業を想像してみてください。 産業機械を販売している企業があるとします。 営業プロセスが非常に複雑であるため、営業担当者は一人ひとりに合わせたメールを作成・送信する時間がほとんどありません。
展示会で、営業担当者は自社で導入しているCRMアプリを使用して新しいリードの連絡先情報を集め、問題解決に役立つ製品に関するより詳しい情報を送ると約束しました。 営業担当者がオフィスに戻る前に、メール自動化ツールが既に一人ひとりに合わせたフォローアップメールを送信していました。
しかし、今回は一年の中でも忙しい時期であり、最初のメールではあまり反応を得られませんでした。 同社は、5つの一連のフォローアップメールを設定し、5週間にわたって週に1回送信することにしました。 リードが何も行動を起こさなければ、新たなアウトリーチが始まるまでそのリードには連絡しません。
3週目に、あるリードが営業担当者とのミーティングの予定を入れることにしました。 自動メールに記載しているリンクからスケジュール管理画面に移動すれば、営業担当者のスケジュールに合う時間帯を選択できます。 これで、一連のフォローアップメールを停止する別のトリガが作動します。
例3: CSAT(顧客満足度)調査
CSAT調査によって、企業が顧客のニーズをどの程度満たせているかを測定できます。 スマートホームデバイスの小売業者が、メール自動化システムを利用してCSAT調査のプロセスを合理化したいと考えているとします。
小売業者は、購入が発生したタイミングをメール自動化システムが認識できるようにトリガを設定します。 トリガが、CSAT調査を各顧客に送信する日時を自動的に決めます。 メールには顧客の名前など、CRMに記録している購入の詳細情報を記載します。
顧客からの回答が届くと、システムがフィードバックを分類し、注意が必要な傾向を強調表示します。 ネガティブなフィードバックがあれば、すぐにカスタマーサービスチームに注意喚起するトリガが作動するため、フォローアップが可能です。 最後にお礼メールを自動送信すれば、フィードバックループを閉じることができます。
メール自動化システムに関するよくある質問
メールの生産性向上に役立つ情報をご紹介していますので、以下のよくある質問をご参照ください。
Zendesk Sellでメールの自動化を改善
Zendesk Sellのメール機能によって、生産性の高さを維持することができます。 各顧客と適切なつながりを持ち、ターゲットを絞った見込み顧客リストを作成して、メール自動化ツールを活用しましょう。 5,000社以上のリーディングカンパニーの新たな一員として、Sellが貴社のためにできることをご体験ください。
メール自動化システム関連ガイド
右記の関連ガイドで、業務プロセスを改善する方法についてご紹介しています。